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診療科

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リウマチ科について

当院は関節リウマチの学会専門医・指導医がいる日本リウマチ学会の臨床研修施設、政策医療ネットワーク(免疫)に参加しており、関節リウマチの診断・治療について専門的に、また他の施設とも連携しながら行っています。

外来日は月曜日、火曜日と金曜日の午前中のみです。現在、年間300-400名の患者さんが通院・入院されています。火曜日、金曜日は再診専門外来となっています。
 
現在の関節リウマチの治療方針は早期に診断し、治療を開始し、関節の破壊を防ぐことにあります。関節リウマチは関節が痛くなる病気です。このような病気は関節リウマチ以外にも、通風や変形性関節症など多くありますので、診察、血液検査・レントゲン検査を行い、関節リウマチの診断を行います。時には診断に苦慮する時もあり、MRI検査やその他検査を追加しています。
そして関節リウマチの診断がついたならば、まず副作用の少ないシオゾール®、リマチル®、アザルフィジンER®など昔から利用されている抗リウマチ剤から開始し、効果のない時には強力なリウマトテックス®、プログラフ®などの免疫抑制剤、さらにはレミケード®、エンブレル®、ヒュミラ®やアクテムラ®などの生物学的製剤を使用しています。当院では現在、免疫抑制剤が3人に1人、生物学的製剤が10人に1人の割合で使用されています。これらの薬剤を用いても関節の破壊が進行し、日常生活に支障をきたらすようになったときには手術を行います。人工関節置換、滑膜切除、腱断裂に対する手術などがこれで、当院でも歩行に支障をきたした関節リウマチの方に対して人工関節置換術を1年間に約20件行っています。これにより歩行が改善され、日常生活が楽になっておられます。
リウマチ科を受診される患者さんが増加しておりますので、初めて受診される方や紹介状をお持ちの方はできるだけ月曜日にご来院ください。